神トーーク『伝え方しだい』で人生は思い通り
本日も、ご乗車ありがとうございます。
今回は、『トーク』についての本をご紹介します。
その名も、神トーーク
誰もが人生のなかで一度はぶつかる壁、それは人間関係。
職場や、学校や、家族、友人。あらゆる場面で私たちは人と関わり、時には頭を悩ませます。
『どうして自分の思いが伝わらないんだろう・・』
『皆に好かれる為にはどうしたら良いのだろう』
『お客様に良い印象を与えたい』
などなど、人によって悩みはそれぞれ。
そういった悩みを解決する一助となるのがこの本です。
本書では脳科学に基づいた、『人の心を動かす伝え方』を明日からすぐに実践できる再現性の高い手法(神トレーニング)とともに多数紹介しています。
多数あるトピックの中から、私が注目したいくつかの『神トレーニング』をご紹介していきたいと思います。
人に安心感を与える為の、たったひとつの心がけ
最初から極端な話をします。
人の脳が最も重要だとしていることは、『死なないこと』です。
逆に言えば、生きるということ。
さらに言い換えると、『死なないための安心感』を求めているということ。
いきなり何の話かと思うでしょうが、考えてみると当たり前の事実が浮かびあがります。
安心感を与えることが出来れば、人が集まり、人望や信頼を得ることが出来る
安心感を感じさせることができれば、人生は間違いなく好転するのです。
では、どうすれば人に安心感を与えることができると思いますか?
うーーーん・・、と唸っているあなたの為に質問を変えます。
安心感を損なう人って、どんな人でしょうか?
想像してみてください。
例えば、あなたが会議の中でアイデアを発表したとしましょう。それを検討もせずに真っ先に否定してくる人と、一旦聞き入れたうえでアドバイスをしてくれる人のどちらに安心感を感じますか?いうまでもないですね。
ここから答えが見えてきます。
そう、『絶対に他人を否定しないこと』が、人に安心感を与えるための必須条件なのです。
人は当然、傷つきたくないし、否定されることを嫌います。
ならば『否定しない』ことにしましょう。
そうすると、あなたは周りから『身体と心の安全を満たしてくれる人』だと認識されるでしょう。相談してくれる人が増え、おのずと人望も高まることでしょう。
ただし、注意してほしいのは、『何でも受け入れる』ことではないということ。
あくまで、『受け止めてあげる』ということ。否定しないで最後まで聞いてあげたうえで、必要ならばアドバイスや指示を言い渡すのです。
神トレーニング
今日から相手を否定しない!「でも・だって」の逆説言葉禁止!人の話を最後まで聞いてあげる!
かわりに、「そう思っているんですね」などと受け止める反応をしてみよう。
補足
人の話を最後まで聞いた後に、プラスアルファすることでさらなる安心感を与えることができる魔法の言葉があります。それは
「他にもっと話しておきたいことはありませんか?」
です。
これを言うことで、「私はあなたの話を聞く気持ちがありますよ!」という姿勢をよりハッキリと伝えることができるのです。
そうすることで、こちらのアドバイスも相手に浸透しやすくなるでしょう。
自己重要感を満たしてあげるには、〇〇を意識せよ!
自己重要感というのは、その名の通り、『自分という存在に価値があると実感したい欲求』です。これを満たしてくれる人は信頼され、人望も高まります。
では最も手っ取り早く、相手の自己重要感を満たすための方法を紹介します。
それは、相手の『名前』を意識して呼ぶことです。
社会生活において、個人を示す最たるものが『名前』です。
皆さんは、同僚やクラスメイトの名前を全員フルネームで言えますか?
逆に、誰かが自分のフルネームを忘れてしまっていたらどう思いますか?
できるなら、名前は知っててほしいものですよね。仲間に名前を知られて嫌な人なんていないと思います。
明日から、意識して仲間の名前を呼んであげてください。
人は名前が呼ばれることで、『その他大勢』ではなく、『個人』として認識してもらえていると実感します。そして、『自分は重要な存在なんだ』という認識に変化していくのです。
『〇〇さん、ありがとうございます。』
『〇〇さん、おはようございます。』
普段の発言に、名前を付けくわえるだけ。当たり前のように見えて大きな効果を生むのです。
予期しないタイミングであればあるほど、その効果は大きくなります。
出来れば、メールやLINEでも名前を省略しないようにしましょう。
神トレーニング
仲間の名前を全てフルネームで覚えてみよう。
名前を呼ぶことが出来る場面では省略せずに、きちんと呼んでみよう。
さいごに
今回はたった2つですが、神トーークのご紹介をしました。あらゆる人間関係に応用できる内容が、本書には沢山書かれています。
どれも簡単に実践できる内容なので、『言ってる理屈はわかるけど、手段が高尚すぎて再現できないじゃん!』なんてことにはならないのでご安心を。
幅広い世代の方に読んでもらいたい一冊です。
Kindleアンリミテッドなら無料で読めるので、会員の方は是非読んでみてください。