快読電車ブログ

とある男の読書記録

100日後に死ぬワニの本を買った【ややネタバレあり】

 


本日も、ご乗車ありがとうございます。

 

昨年12月から今年3月までの約4か月間、Twitter上で話題となった、

『100日後に死ぬワニ』シリーズ。

 

 

知らない方に向けて簡単に説明しておくと、

・4コマ漫画が1日1つ、19時頃に更新される。

・主人公のワニ君の日常が描かれる。

・毎回、4コマ目の下に『死まであと〇〇日』とカウントダウンされる。

100日後に死ぬことが決定している。

 

というものだ。

 

 

私は『リアルタイム』でワニ君の漫画を見ていた人間の一人で、毎日19時が楽しみでたまらなかった。最終日の100日目は、19時を正座で待機していたほどだ。

 

死が確定している者を見届けるという非現実的な体験に少し恐れのようなものを感じ、

心のどこかで『100日』見届けられるという根拠のない確信をしていたことにハッとし、

世界のどこかにワニ君の行く末を見届けられなかった人が居るということを実感して少し切なくなり、

1日1日読み進めるたびに、『生きよう』という思いを再確認させられた。

 

色々な騒動もあったが、私はこの『100日』のなかで、自分の人生について確かに見つめなおした。

 

誰もが、1日を終えるたびに『死』までのカウントダウンがされている。

誰もが、確実に『死』に向かって歩いている。

誰もが、明日、いや5分後ですら生きている確証などない。

 

ワニ君というほのぼのとした存在を通して、そういった『忘れかけていた当たり前』をまざまざと突き付けられたような気がした。

 

 

 

今回購入した『100日後に死ぬワニ』の単行本には、以下の内容が収録されている。

(ややネタバレ注意である。)

※太字部分が本オリジナルの内容

 

・1日目~100日目までのマンガ(Twitterに投稿されたものと同じ)

・登場人物たち(ネズミくん・モグラくん・センパイ・犬さん・ワニ君の両親・ひよこ)のその後についての4コマが6つ書き下ろし

0日目(見開きのイラスト1ページ)

その他、ページ端に書き下ろし(挿絵)が数個

 

正直、Twitterでマンガの展開を追っていた私にとっては、新鮮な内容は少なく感じられた。それも当然、大半が『〇日目』のマンガだからである。

書き下ろしの部分については、ややボリューム不足が否めない。もう少し読みたいし、深堀りしてほしかった。書き下ろし部分は、ちょっとしたファンサービスのようなものだった。

 

不満が思いついてしまうのが悲しいが、きっとこれは

リアルタイムで追っていなかった人向けの本』なのだという結論に至った。

ワニ君のマンガを読んでいなかったけれど興味はあるという方は買ってみることをオススメしたい。そして、イッキに読んでしまうのではなく、『1日1つ』読むことを強く勧めたい。

なぜなら、自分の人生も1日ずつワニ君と同じペースで進んでいくことで、きっと自分の人生について新しい発見があると思うからだ。生きていること、死ぬこと。好きな人に会えるという幸せ。

 

 

 

ワニ君は、あなたに何を気づかせてくれるだろうか?

 

 

 

www.youtube.com

 

【外出自粛】これから読書を習慣にしようとしている方が読むべき5冊

本日も、ご乗車ありがとうございます!

 

 

コロナウイルスが蔓延し、外出自粛を求められる今だからこそ、読書を習慣化してほしい。読書という大海原に繰り出そうではないかー!

そんな思いを昨日の記事に書いた。

 

aosanseityo.hatenablog.com

 

 

……しかし、もともと読書習慣が無かった人がいきなり読書という大海原に漕ぎ出すことが果たして正しいことなのかという疑問が私の中に残った。

 

大海原を進むための、強固とした「舟」があることで、より自信を持って楽しみながら読書ライフが満喫できるのではないかと。

 

本には、「読み方」がある。それは漢字や文の読解力ということではなく、言うなれば「紐解き方」だ。著者の考えを正しく理解し、自分のなかに吸収すること。

「読む」だけなら辞書とスマホがあれば誰にでもできる。

著者の考えを、つまりは本そのものをしっかりと身につけるためには、がむしゃらに文字の海を泳ぐのではなく「舟」が必要なのだ。

 

今回は、「読書の仕方」に焦点を当てた本を5冊紹介したいと思う。

それらを読むことで、あなたはしっかりとした「舟」を手に入れることができ、読書という大海原へ悠々と漕ぎ出すことができる。読んだ私が保証する。

もちろん、紹介する全てを読む必要はない。あなたが気になるものだけを手に取って、あなただけの「舟」を作っていただきたいと思う。

 

 

 

本の使い方

ライフネット生命の創業者であり、読書家でもある出口治明氏の『本の使い方』。

まさにこの記事にふさわしい一冊である。

読書で身につく教養とは何か。どうやって膨大な量の本を血肉にしてきたのか。出口氏おすすめの本、など、タイトル通りの深い内容がやわらかい文体で書かれている。

私も読書人間の端くれとして、このような教養深い人間になりたいものだと思わされた本である。

 

本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法

本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法

  • 作者:出口 治明
  • 発売日: 2019/06/21
  • メディア: 単行本
 

 

死ぬほど読書

 大手総合商社伊藤忠の元会長の丹羽宇一郎氏の、『死ぬほど読書』。

死ぬほど、というやや物騒なタイトルとは裏腹に、読書趣味のおじさま(失礼)による『本との向き合い方』『本の読み方』が彼の人生観とともに紹介されている。

 

ごく平凡な私たちが会うことなんて夢のまた夢のような人物が、読書についてじっくりと語ってくれる。そんな贅沢な時間を味わってほしい。

死ぬほど読書 (幻冬舎新書)

死ぬほど読書 (幻冬舎新書)

 

 

東大読書

東大生による読書術の本。タイトルから誤解されやすいかもしれないので言っておくと、これは学生向けの本ではない。前2冊と比べると、『やや教科書的』な本だ。

あらゆる読書術が紹介されている。量が膨大なため、読むには若干の根気が必要だと思う。辞書的な役割として、一冊持っておくくらいの使い方が良いだろう。

 マンガでわかるシリーズもあるのでそちらでもOK。

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書
 

 

 

マンガでわかる東大読書

マンガでわかる東大読書

 

 

超読書術

 言わずと知れたDaiGo氏による、『読書術本』。

1日に数10冊もの本を読む、超読書家の彼が満を持して放った、渾身の一冊だ。

科学的なエビデンスも交えながら解説されており、それでいて読みやすい。

知識を操る超読書術

知識を操る超読書術

 

 

レバレッジ・リーディング

 読書の大海原に漕ぎ出すためのノウハウが詰まったこの一冊。

『多読』を効果的に達成するためのノウハウがぎっしり詰まっている。

『本は最初のページからじっくりと順に読んでいくもの』という固定観念を持っている方なら衝撃を受けるであろう。

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング

 

 

 

以下の記事もおすすめです↓

 

aosanseityo.hatenablog.com

 

 

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【自宅待機勢必見】読書を習慣化する方法

本日もご乗車ありがとうございます。

今回は、本の紹介ではありません。

 

 

昨今世界を脅かす、コロナウイルス

その影響から、外出を減らし自宅で過ごす時間が長くなった方は少なくないと思う。

皆さんは、どのように自宅で過ごしているだろうか。

 

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溜め込んだゲームを消化したり、筋トレを始めている人もいるだろう。

 

私としては、この機会をチャンスと捉えたい。

家でゴロゴロするのではなく、自分を高めるために全力投資をするべきだ、と。

そして私がおすすめしたいのが、読書である。

 

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読書は費用対効果の高い、最高の自己投資だと私は考えている。

数百円から千円ちょっと払えば、先人達の教えや知恵を学ぶことができ、美しい空想の世界に浸ることもできる。

自宅に居ながら、どこまででも世界を広げることができるのである。

 

 

 

偉そうに語っているが、私が本格的に読書を始めたのは今年2020年の初め。

年始ということもあり勢い立っていた私は、無謀にも今年は200冊の本を読むぞ!という目標を立てた。

その理由は単純かつ幼稚で、「やり遂げたらなんとなくカッコいいし自信がつきそうだから」。

そんな不純すぎる動機でも今日(4月9日)現在、74冊の本を読了している。

 

たった74冊という数だが、私はすっかり読書の虜になってしまった。

もっと沢山色々な本を読んで、もっと知識を付けたい。そんな思いに囚われてしまった。本なしでは生きていけない。

 

だからこそ、このブログを読んでいる皆さん、特にこれから趣味を見つけたいという方には是非読書を習慣化してほしい。今がその絶好のチャンスだから。

 

 

したがって今回は、私なりの「読書を習慣化する方法」を紹介する。

 

ずいぶんと壮大なテーマだが、「実践のしやすさ」と「継続のしやすさ」の2点を軸として書いてみた。

 

三日坊主な性格(このブログがここまで続けられているのは奇跡である)で、知能もごくごく平凡。そんな私でも3か月ちょっとで70冊読めたのだから、皆さんに出来ないわけがないと信じている。

 

もちろん読んだ冊数が全てではない。読書は楽しみながら続けることが最も重要なのである。だから、肩の力を抜いて読み進めてほしいと思う。

そして、実践に移してもらえるのならそれ以上の喜びはない。

 

 

 

オーディオブック(初月無料)を活用

では早速1つめの方法。それはオーディオブック。

いわゆる『聴く本』だ。これは主に、移動時や運転時、作業時に活用できるアプリである。前もって好きな本をダウンロードしておきさえすれば、いつでもどこでも『読書』を楽しめる。

私の場合、通勤時(車移動)に使っている。往復で1日1時間なので、単純計算すると1週間で5時間。なにも考えずにラジオや音楽を聴くことと、意識して本を聴くことでは、1年後の読書量の差は火を見るよりも明らか。

自宅で作業をしたり、料理中にも聴いたりしている。

するとあっという間に1冊の本を『聴く』ことができる。ペースでいうなら、2日に1冊くらい。

 

さらにポイントになるのが、『スピード変更』

再生スピードを0.5倍速から4倍速の間で調整できるのだ。

私は最初は1.5倍速くらいで聴いていたが、最近では耳も慣れてきたのか2倍速以上で聴いている。スピードが上がるので当然1冊あたりにかかる時間も短くなる。いろいろなスピードを試してみて、自分にあった聴き方を模索してほしい。

『本は読むもの』という概念を捨てるだけで、読書量は2倍にも3倍にもなる。

 

オーディオブックは初月お試し無料なので、この機会に試してみてほしい。

 

アクションプラン

・オーディオブックをインストールする

・無料の本を数冊ダウンロードしてみる

・移動時間、運転時間、作業時間にオーディオブックを聴く

・自分にあったスピードに変えながら聴いてみる

 

 

Kindleを活用

次に、電子書籍電子書籍については以下の記事で語っているのでそれを読んでいただきたい。

 

aosanseityo.hatenablog.com

 kindleの魅力は何より、『すぐに本を買える』こと。持ち運びも断然ラク

読みたい!と熱意がマックスのときに読む本の面白さは格別だ。

是非ともその体験をしてほしい。

 

 

テーマを定めてそれに関する本を5冊買ってみる

次におすすめしたいのが、『テーマ絞り読み』

1つのテーマを決めて、それについて書かれた本を数冊読むという方法だ

 

テーマは何でもOK。

お金、哲学、小説、心理学、車、AI、宇宙、話し方、片づけ術、、、、

 

自分が気になるテーマが見つかったら、そのワードをAmazonで検索してみよう。

膨大な数の本が見つかるはず。

その中から、気になる5冊を一気に購入してみる。

この際、本の選び方にはいくつかポイントがある。

 

それは、

1.分厚すぎる本は避ける

あくまで『読書を習慣化する』のが目的。いきなりアカデミックな辞書のような本を読んだところで挫折するのがオチである。

薄くてもいい。むしろ、薄いほうが気楽に読めるのでオススメ。

分厚く専門的な本はもう少し後でもOK。

 

2.マンガでわかるシリーズは最強

他の記事でも書いたと思うが、『マンガでわかるシリーズ』は最強だ。

学びたい分野に関しては当然未知な部分が多いわけだから、入門編はカンタンな内容であることに越したことはない。その点、マンガでわかるシリーズは最強。

「マンガなんて・・」と敬遠せずに、知識の下地づくりをするぐらいの気持ちで読んでほしいと思う。

 

3.ドラマ化・映画化した本を買ってみる

これは小説におけるポイントだが、映画やドラマの原作(もしくはその逆)を買ってみる。自分が知っているドラマや映画なら、なお良い。何故なら、ストーリーを知っているので、スラスラと読み進めることができるからだ。

あっという間に1冊読み終えることができる。

小説を読破したことがない、という方が習慣化を目指すなら、まずは自分が知っている作品の原作本を手当たり次第に読んでみるといい。

 

 

以上のポイントを意識しながら、5冊の本を読んでほしい。テーマを絞ることで、1冊、2冊と読み進めるごとに読書スピードが上がっていることが実感できるだろう。知っていることが増えるから当然である。あなたの知識欲が一気に爆発すること間違いなしだ。

 

 

全部読まないことを意識する

これは私が本を読むときのスタンスに近いものだが、『最初から最後まで全部を読もうとしない』と決めている。

読書というと、1文字目からじっくりとあとがきまで読むというイメージが強いが、私としてはその必要はないと思っている。読みたいところだけを読めばいいと思う。

何故なら、読書とは本来そういうものだからだ。読みたいから買ったのだから、読みたくないところは読まなくてもいい。変な理屈だが、事実である。

『全部を読まなくてもいいんだ』という気持ちで臨むだけで、ずいぶんとラクに読書と向き合える。

是非このスタンスを皆さんにも持ってほしい。

 

YouTubeでまとめ動画を観てから読むと理解が早い

これはちょっとした裏技的なものだが、自分が読もうとしている本を『YouTube』で検索してみてほしい。有名なビジネス書なら大抵、YouTuberが『まとめて』、紹介している動画が見つかると思う。

いきなり本のページをめくるのではなく、『まとめ動画』を観てから読むことで、理解度や読書スピードは段違いになる。

そして、いつの間にか読書が楽しくなっている。

 

私のおすすめ『読書系YouTuber』は以下のお方々。

 

サラタメさん


【14分で解説】7つの習慣|King of 自己啓発

 

アバタローさん


【20分解説】自分の中に毒を持て|岡本太郎 ~「不安」が消え「自信」が湧き上がる究極のバイブル~

 

本要約チャンネルさん


【5分で図解】神・時間術【脳のパフォーマンスを最大まで引き出す】樺沢紫苑著

 

モチベーション紳士さん


5分で分かる「メモの魔力」のまとめ(前田裕二)

 

 

動画で下地を作ってからの読書、一度はお試しあれ。

 あなたに合った動画が見つかることを祈っている。

 

さいごに

 

いかがだっただろうか。読書は、思ったよりも敷居が低く、かつ人生を豊かにしてくれる素晴らしい趣味だ。コロナウイルスの影響で外出自粛を余儀なくされている今だからこそ、読書の世界に浸るチャンス。

この機会にぜひ、意気揚々と飛び込んでみてほしい。

 

神トーーク『伝え方しだい』で人生は思い通り

本日も、ご乗車ありがとうございます。

 

今回は、『トーク』についての本をご紹介します。

 

 

その名も、神トーーク

 

神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り

神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り

  • 作者:星 渉
  • 発売日: 2019/07/19
  • メディア: 単行本
 

 

 

誰もが人生のなかで一度はぶつかる壁、それは人間関係

 

職場や、学校や、家族、友人。あらゆる場面で私たちは人と関わり、時には頭を悩ませます。

 

『どうして自分の思いが伝わらないんだろう・・』

 

『皆に好かれる為にはどうしたら良いのだろう』

 

『お客様に良い印象を与えたい』

 

などなど、人によって悩みはそれぞれ。

 

そういった悩みを解決する一助となるのがこの本です。

 

本書では脳科学に基づいた、『人の心を動かす伝え方』を明日からすぐに実践できる再現性の高い手法(神トレーニング)とともに多数紹介しています。

 

多数あるトピックの中から、私が注目したいくつかの『神トレーニング』をご紹介していきたいと思います。

 

 

人に安心感を与える為の、たったひとつの心がけ

 

最初から極端な話をします。

 

人の脳が最も重要だとしていることは、『死なないこと』です。

逆に言えば、生きるということ。

さらに言い換えると、『死なないための安心感』を求めているということ。

 

いきなり何の話かと思うでしょうが、考えてみると当たり前の事実が浮かびあがります。

 

安心感を与えることが出来れば、人が集まり、人望や信頼を得ることが出来る

 

 

安心感を感じさせることができれば、人生は間違いなく好転するのです。

 

 

 

では、どうすれば人に安心感を与えることができると思いますか?

 

 

うーーーん・・、と唸っているあなたの為に質問を変えます。

 

安心感を損なう人って、どんな人でしょうか?

 

 

想像してみてください。

例えば、あなたが会議の中でアイデアを発表したとしましょう。それを検討もせずに真っ先に否定してくる人と、一旦聞き入れたうえでアドバイスをしてくれる人のどちらに安心感を感じますか?いうまでもないですね。

 

ここから答えが見えてきます。

 

 

そう、『絶対に他人を否定しないこと』が、人に安心感を与えるための必須条件なのです。

 

人は当然、傷つきたくないし、否定されることを嫌います。

 

ならば『否定しない』ことにしましょう。

 

そうすると、あなたは周りから『身体と心の安全を満たしてくれる人』だと認識されるでしょう。相談してくれる人が増え、おのずと人望も高まることでしょう。

 

ただし、注意してほしいのは、『何でも受け入れる』ことではないということ。

あくまで、『受け止めてあげる』ということ。否定しないで最後まで聞いてあげたうえで、必要ならばアドバイスや指示を言い渡すのです。

 

神トレーニン

今日から相手を否定しない!「でも・だって」の逆説言葉禁止!人の話を最後まで聞いてあげる!

かわりに、「そう思っているんですね」などと受け止める反応をしてみよう。

 

 

補足

人の話を最後まで聞いた後に、プラスアルファすることでさらなる安心感を与えることができる魔法の言葉があります。それは

 

「他にもっと話しておきたいことはありませんか?」

 

です。

これを言うことで、「私はあなたの話を聞く気持ちがありますよ!」という姿勢をよりハッキリと伝えることができるのです。

そうすることで、こちらのアドバイスも相手に浸透しやすくなるでしょう。

 

 

 

自己重要感を満たしてあげるには、〇〇を意識せよ!

 

自己重要感というのは、その名の通り、『自分という存在に価値があると実感したい欲求』です。これを満たしてくれる人は信頼され、人望も高まります。

 

では最も手っ取り早く、相手の自己重要感を満たすための方法を紹介します。

 

それは、相手の『名前』を意識して呼ぶことです。

 

社会生活において、個人を示す最たるものが『名前』です。

 

 

皆さんは、同僚やクラスメイトの名前を全員フルネームで言えますか?

逆に、誰かが自分のフルネームを忘れてしまっていたらどう思いますか?

 

できるなら、名前は知っててほしいものですよね。仲間に名前を知られて嫌な人なんていないと思います。

 

明日から、意識して仲間の名前を呼んであげてください。

人は名前が呼ばれることで、『その他大勢』ではなく、『個人』として認識してもらえていると実感します。そして、『自分は重要な存在なんだ』という認識に変化していくのです。

 

 

『〇〇さん、ありがとうございます。』

『〇〇さん、おはようございます。』

 

普段の発言に、名前を付けくわえるだけ。当たり前のように見えて大きな効果を生むのです。

予期しないタイミングであればあるほど、その効果は大きくなります。

 

出来れば、メールやLINEでも名前を省略しないようにしましょう。

 

 

神トレーニン

仲間の名前を全てフルネームで覚えてみよう。

名前を呼ぶことが出来る場面では省略せずに、きちんと呼んでみよう。

 

 

 

 

さいごに

今回はたった2つですが、神トーークのご紹介をしました。あらゆる人間関係に応用できる内容が、本書には沢山書かれています。

どれも簡単に実践できる内容なので、『言ってる理屈はわかるけど、手段が高尚すぎて再現できないじゃん!』なんてことにはならないのでご安心を。

幅広い世代の方に読んでもらいたい一冊です。

Kindleアンリミテッドなら無料で読めるので、会員の方は是非読んでみてください。

 

神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り
 

 

 

訪問しないで『売れる営業』に変わる本

本日も、ご乗車ありがとうございます。

 

今回も、営業に関する本の紹介です。

 

訪問しないで『売れる営業』に変わる本

 

という本です。

 

 

 

超新米営業マンの私は、最近『営業』に関する本ばかり探して読んでいるのですが、この本のタイトルは特に私の興味を惹きつけました。

 

訪問しない、ってどういうことだ?

営業=訪問、の印象を持っていた私の頭の中は『?』で満たされました。

 

唐突ですが、皆さんは自宅のポストに『DM』が入っていたことはありますか?

おそらく誰しもがあることでしょう。

 

DM、つまりダイレクトメールは、私たちに商品を購入してもらうべく、日々営業マンたちによって作られ、ポストの中でじっと待機しています。

 

そして、無残にも私たちによって捨てられています。

 

残念なことに、これは悲しき現実。

学習塾の案内、マンションの情報、浄水器の宣伝、土地情報、、、

たいてい中身を見られることなく、それらはゴミ箱へと消えていきます。ひとつひとつをきちんと確認している人なんていないでしょう。

 

 

でももし、『ほとんどの人が見てくれるDM』があったとしたら・・?

 

 

企業や営業マンたちにとってそれは喉から手が出るほど欲しいモノでしょう。

 

ご安心ください。それについてのノウハウが本書には書かれていました。

 

本書では、それを『営業レター』と呼称しています。

 

 

営業レターの詳細については後述するとして、『売れる』こと、つまり契約UPの秘訣とは何だと思いますか?

自分が営業マンだと仮定して、考えてみてください。

 

 

契約UPのためのたったひとつの秘訣・・・それは

 

『お客様のペースで考えさせる』

 

これだけなのです。

 

突然、あなたの家に営業マンが来て、自社の商品について熱弁し、その熱意に屈して購入に至ってしまうことは果たして『良い買い物』といえるでしょうか。

言うまでもないですね。自分のペースで考えて判断したことではないのだから。

 

その点、手紙だと自分のペースでじっくりと考えることができます。

家族と相談することだってできるでしょう。それで購入や契約に至ったのならば、後悔する確率はグっと減るでしょう。

 

営業レターは、その秘訣を完璧に満たすことができるのです。

 

 

ではここから、営業レターの詳細について見ていきましょう。

 

まず、営業マンにとって、契約UP以外にも、営業レターを活用することで得られる

メリットがあります。

それは

1.短時間で多くの客にアプローチができる

2.話ベタでもOK

3.アポなし訪問をしなくて済む

 

の3つ。しかし繰り返しになりますが、お客さんに読んでもらわないことには意味がありません。本書では、『読んでもらう』ためのポイントが4つ紹介されています。

 

1.宛名を自筆で書く

2.宛名の下に、中身が分かる1文を入れる

3.担当の顔写真を必ず入れる

4.連絡先を明記する

 

「え、そんなこと?」と思うかもしれませんが、それぞれの理由について簡単に説明していきます。

 

まず1番。普通、DMの住所や名前の部分は『シール』がピタっと貼ってあるだけですよね。それを自筆にするだけで、受け取り手は捨てることに少し罪悪感が芽生えてしまうのです。少しでも送り手の温もりや存在が感じられるだけで、読まれる確率がUPするのです。

 

次に2番。これは読み手の視線の動きを考えれば当然のことですが、興味を持ってもらう必要が当然あるので、気を引くための文章を入れるというわけ。

 

3番の顔写真については1番と同様に、捨てるときの罪悪感をうまく利用したもの。

人の顔写真が入った手紙って捨てにくいですよね。

 

最後の4番は、ポイントが一つあって、『電話番号だけではなく、メールアドレスも載せるべき』ということ。内容が気になったとしても、電話するのが億劫な人は少なくないと思います。メールだと喋る必要がないので気軽に問い合わせができるでしょう。時間を選ばなくてよいというのもポイント。

 

 

さらに、本書では『営業レター』を3つに分解して解説しています。

アプローチレター、レスポンスレター、クロージングレターです。

 

 

その中で最も重要になるのが、最初のアプローチレター

ここでは、その『アプローチレター』について解説します。

 

アプローチレターの役割、それはつまり

 

お客様との信頼関係を作ること。

 

商品を売ったり、契約につなげるために、そして長くごひいきしてもらう為に信頼関係の形成は必要不可欠。それを実現するためにアプローチレターを作っていきます。

 

アプローチレターを構成するのは4つ。

 

ハガキであること(封筒だと、開封してもらえないまま捨てられやすいため)

 

売り込みをしないこと(あくまで信頼関係を築くためのものだから。『ご提案だけでもさせてください』などの言葉もNG)

 

担当の自己紹介を書くこと(客は、素性の分からない人の資料はほとんど見ないため。あいさつ文や、ねぎらいの言葉があると尚良し)

 

お役立ち情報を載せ、シリーズ化すること(人は、シリーズモノを集めたくなる習性がある。また、客と定期的に接点を持ちやすくなる)

 

特に重要なのが4番目の『お役立ち情報』

 

テーマは出来るだけ一貫性を持たせ、これまでの成功例や失敗例も包み隠さず書く。

嘘はいずれバレますから。次回予告ももちろん書きましょう。そうすることで、検討してもらえる確率はかなりUPするでしょう。

 

 

 

かなり端折りつつ書きましたが、私は本書を読みながら、確かにこういう手紙なら読んでしまうかもなと思いました。そして、早くこれを実践してみたいとも思いました。

 

このブログでは文字だけでの説明ですが、本の中には実践例の写真も沢山載っているのでイメージしやすく、パクりたくなるところが沢山見つかると思います。

 

営業マン必読の一冊です!ぜひ手に取ってみてくださいね。

 

 

営業の鬼 100則

 


本日も、ご乗車ありがとうございます。

 

今回は、営業に関する本をご紹介します。

 

何故かというと、私は最近、営業職に転職したからです。

 

営業という未知の仕事への不安を払拭したいことと、少しでも自信をつけたいという思いから、最近は手当たり次第に営業に関する本を読んでいます。

なのでしばらくは、営業関連の本の紹介ばかりになるかもしれません。

 

ですが、営業職に就いてバリバリ働いている方、これから新米営業として働く方、さらには営業職とまったく関係のない仕事をしていらっしゃる方に楽しんで読んでいただけてなおかつタメになる内容を目指していくことには変わりありません。

 

営業本紹介シリーズ(仮)の第1弾は、

 

営業の鬼 100則

 

という、初陣を飾るにふさわしいアツい本です。

 

営業の鬼100則

営業の鬼100則

 

 

エキサイティングに読めて、エネルギーが湧いてくる一冊です。

 

営業マンとしての基本マインドセットや戦術から、営業における『奇策』、持つべき習慣、そして魂のあり方・・という目次だけ見ても軽く火傷しそうなラインナップ。

 

 

初陣にふさわしい、とは言ったものの、営業マン1年目の人が読むよりも、

『再びエネルギーを注入してくれ!』というような少しくたびれた方にオススメしたい一冊

営業の教科書というよりも、自己啓発本寄りな印象なので。

 

タイトル通り、鬼営業マンの著者からの100のメッセージが載っています。

その中から、私が気に入った『則』を一覧にして紹介します。

ひとつでも気になった方は本を手に取って、メッセージを読んでみてください。

 

・断れば断るほど売れる まずこちらから断れ

・アポ取りトークはバラードを歌うように悠々と話せ

・会えるまで『二重拘束』を繰り返せ

・敢えて自虐的に『デメリット』を強調せよ

・『クライマックス』には静かに幽体離脱せよ

・商品を売るな 『人生』を売れ

・『頑張ります』をデッド・ワードにせよ

・『人生』という営業ドラマの主人公を演じろ

 

幽体離脱は正直笑いました。なんなんだよ(笑)って。

 

ひとつひとつの区切りは短いので、気になるところだけ読める本です。

私は普段から本を読むときは『気になるところだけ』読むようにしているのでそのスタイルに合っているということもあり、サッと読み終わりました。

もう少し経験を積んで読み返すことでまた違った印象を受けるのかもしれません。

その時は再読し、ここに追記できればと思います。

 

 

営業の鬼100則 (アスカビジネス)

営業の鬼100則 (アスカビジネス)

  • 作者:早川 勝
  • 発売日: 2018/09/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

普通、ってなんだろう。【コンビニ人間】

本日も、ご乗車ありがとうございます。

 

今回は小説の紹介です。

 

コンビニ人間

 

コンビニ人間 (文春文庫)

コンビニ人間 (文春文庫)

 

 

この作品を読み、いまだに私の頭の中を逡巡しているのは、『普通とは何か』ということ。

 

この考えに出会ったいきさつを説明するために、あらすじを書きます。

 

主人公の古倉恵子は36歳独身の女性。職業は、コンビニ店員を18年。

幼少期から、彼女は『変わった』人間だった。

 

死んだ小鳥を拾い上げ、「焼いて食べよう」と言ったり

喧嘩する男子を見たほかの女子が「誰か止めて!」と言ったのを聞いて、「止めなきゃ」と主人公はスコップで男子の頭を殴り、先生に理由を聞かれると「止めるのにこれが一番早い方法だと思ったから」と答えています。

 

そういった出来事を通し、彼女は周囲から『普通になりなさい』と言われて生きることになります。しかし、『普通』とはなにか彼女には良くわからないのです。

 

彼女はそれから、コンビニ店員になりました。店員として働く彼女はとてもイキイキとしており、マニュアル通りに働くことが非常に得意だったのです。

 

 

そんなあらすじです。あまり書くとネタバレになるのでここまで。

 

成人してからも、彼女は周囲から『普通』であることを求められます。

 

就労、結婚、出産、、、

 

そのなかで私は、『普通』とは何だろうかと考えたのです。

 

たしかに、36歳で恋愛経験なしで18年コンビニ店員をしている人は『珍しい』でしょう。それを『異質』だと決めつけて排除しようとする人も少なからずいるでしょう。

しかしそれは果たして正しいのでしょうか。

 

恋愛をすることが、正社員として働くことが、結婚することが、子供を作ることが、まるで『正しい』ことであるかのようにする風潮。

30歳までには結婚しなくてはならない、男は出世すべきだ、子孫を残すべきだ・・

そんな話をされたことが私にもあります。

 

ですが、私はこう思うのです。

 

それぞれの生き方があっていい、と。

自分の人生は、自分が納得するように生きれば良い、と。

 

自分自身の人生はだれのものでもありません。

たった80年かそこらしかないのなら、いや、そうでなくとも、自分が『自分らしく』生きれる人生を追求していくべきです。

 

生きづらさを感じながらも、自分が輝ける場所を見つけた主人公は魅力的な人間だと思います。

 

私はその点、まだ未熟な存在で、『自分とはコレだ!』と誇れるものがないと感じています。まあ、『普通なんてくそくらえ!』的なポリシーはありますが。

 

これを読んで下さっている方のなかには、主人公のように周囲からの『普通』の押し付けに苦しんでいる方がいるかもしれません。そんな方には、どうか『自分の人生は自分だけのものだ!』という思いを強くもって欲しいと思います。周囲に同調して着せ替え人形のように生きていくなんて、悲しくて虚しいじゃありませんか。

 

そんな祈りと、『個』が尊重される社会になればいいなというささやかな願いを込めて、この本をオススメします。

 

コンビニ人間 (文春文庫)

コンビニ人間 (文春文庫)