快読電車ブログ

とある男の読書記録

【LOVE理論】は男共に大事なことを気づかせてくれる

本日も、ご乗車ありがとうございます。

 

今回は、当ブログには似つかわしくない、恋愛指南本を紹介。

 

その名も、LOVE理論

 

 

LOVE理論

LOVE理論

  • 作者:水野敬也
  • 発売日: 2013/12/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 

 

LOVE理論

LOVE理論

 

 

 

 

その堂々たるタイトルを放つのは、以前の記事で紹介した「夢をかなえるゾウ」の作者である水野敬也

 

否。

 

水野 也先生だッ。

 

ふざけているわけではない。

たしかに、本の表紙には水野敬也とハッキリ記されている。

しかし、それはあくまで愛也先生のもうひとつの顔にすぎない。

 

本書には、恋愛体育教師・水野愛也200冊以上の恋愛マニュアル本を読破して確立した恋愛理論がふんだんに散りばめられている。

 

つまり、読めばモテるのである。恋愛体育教師の愛也先生は、読者をトムクルーズよりモテる男に鍛え上げるつもりでいるのだ。

本書の表現を借りるならば、「打倒トムクルーズ」という壮大な野望も、決してミッションインポッシブルではない。

 

安心して愛也先生についていこう。

 

 

水野愛也先生の真実

まず、ひとつ補足しておこう。

読者のなかにはこう考える方がいるだろう。

「でもどうせ顔なんでしょ?愛也先生もどうせイケメンなんでしょ」と。

確かにそう考えることは当然だと思う。世の中、見た目が重要なことは瞭然としている。

 

しかし、水野先生のご尊顔は、スピードスケートの清水宏保に似ているという。(本書内で語られていることなので決して私個人の意見だと誤解しないで欲しい。)

 

私が他人の顔面の評価をするなんておこがましさの骨頂なのだが、あえて恐れなく言わせてもらうと、

 

フツメン

 

である。愛也先生自身は、「曲がりなりにもイケメンとはいえない」と表現している。

それ以上でもそれ以下でもない。

 

女性が見て抱く印象が、「優しそう」の一言で済んでしまいそうな、そんな顔なのである。水野先生と清水様には申し訳ない気持ちでいっぱいであるがどうかお許し願いたい。

 

だから、この本はさえなかった男(愛也先生)が試行錯誤の末に確立した、小手先ではない恋愛理論なのである。そこを押さえておいてもらいたい。

 

 

 

注意事項

本書には、30個近くの愛也先生直伝の理論が、ユーモラスに紹介されている。

電車内で感情を押し殺して読むのは厳禁である。

ひとりで羽を伸ばして、ゲラゲラと笑いながら読んでほしい。

 

当然、現在恋人がいる人や、女性の方にも読んでもらいたい。

エンターテインメント本としても非常にクオリティが高いから。

夢をかなえるゾウ然り、本書然り、水野先生の書く文章はどうしてこうも面白いのだろう。そこについてもじっくり考えてみたいところではあるが、この記事とは路線が異なるので割愛させていただく。

 

aosanseityo.hatenablog.com

 

当の私、ありがたいことに現在は優しい彼女に恵まれており幸せな日々を送れているのだが、この本から学ぶことは非常に沢山あった。愛する人をより愛するための本、として読んでみるのも良いだろう。

 

 

 

車掌おすすめの理論を紹介

さて、ここでは沢山の恋愛理論のなかから、モテたい人のためにおすすめできる理論を一つ紹介させていただこうと思う。

 

それは、うわっつらKINDNESS理論である。

KINDNESS、とは「優しさ」を意味する。

 

愛也先生は、こう言っている。

 

女の言う「優しさ」とは、一言で言ってしまえば、「表面上の優しさ」である。

 

そう、女性は男の「内面の優しさ」なんて見ていないということである。

 

 

本のエンタメ的性質からこういった強気な表現をしたのだろうが、個人的には賛同しかねる考え方である。(笑)

確かに女性は「優しい男性」が好きだとは思う。というか、優しい人間を嫌いな人間などいるのだろうか。いたとしたらただのマゾである。

 

だが、表面上の優しさだけで良いはずはないのだ。なんとなく好きな女性を喜ばせるだけであったり、短期的な愛を求めるのであれば良いのかもしれない。

しかし我々が求めるものは果たしてそれなのだろうか。考え方は人それぞれだろうが、少なくとも私は、心の底からの優しさが必要であると思うし、逆に言えば本当に好きでもない人に心の底から優しくできるはずはないとも思っている。

 

猛烈に愛也先生を批判しているようだが、そうではない。

誤解しないで欲しいのは、本書で述べられているうわっつらKINDNESS理論の手法は我々男性が当然のように出来なければならないことばかりであり、これから人生のパートナーを探しに行くはじまりの町在住の勇者が真っ先に道場で身に着けるべき、基礎中の基礎であり、究極の理論であるということ。

 

最初は、たどたどしいうわっつらな優しさかもしれない。しかしそれを重ねていくうちにそれらが自分の本質になるのだ。

愛也先生の表現は、尖ってはいるが、自分に必要なものを気づかせてくれる、素晴らしいものでもあるということを努々忘れないように。

 

では肝心の、うわっつらKINDNESS理論のなかから私がこれは!と思ったものたちをご紹介しよう。

偉そうな私による偉そうな役に立たないコメントもついているがご了承を。

 

 

車掌が選ぶ、うわっつらKINDNESS理論3選

車道側を歩く

さりげなく車道側に立て。我々は彼女のSPである。あらゆる危険因子に目を光らせるべし。

 

店を予約しておく

ある程度予定が立っているのであれば、店の予約はマストだ。待ち時間を減らすことができれば、行ける場所が増える。シンプル。

 

ひたすら歩かせずに休憩をはさむ

舞い上がってしまうとついつい相手への気配りが欠けてしまう。前もって、〇分ごとに休憩・ここに来たら一旦休憩、などと決めておく。自分と相手の体力は全く違うという当たり前を思い出すべし。

 

この3つだ。ちなみに数えてみたのだが、本書には55個のうわっつらKINDNESS理論が紹介されている。愛也先生すごい。

 

さいごに

本書は単なる恋愛ネタ本として受け入れられがちであるが、私としては、女性に対する正しい接し方や心の持ち方を楽しく学べる良書だと思っている。

終始おふざけな文章ではなく、最後に書かれている愛也先生のエピソードは感涙モノなので是非読んでもらいたいと思う。

 

ではまたお会いしましょう。