転職面接対策はこの本だけで十分すぎた
本日も、ご乗車ありがとうございます。
今回は、『転職面接』に関する本を1冊ご紹介します。
タイトルはシンプルに『転職面接突破法』。
著者は、細井智彦さん。
この方は、『日本一面接を成功させる男』と呼ばれる方で、面接力向上セミナーを多く開催しています。
つまり、面接の超プロフェッショナルが書いた本ということです。
皆さんは、転職をしたことがありますか?
終身雇用や年功序列が崩壊した昨今では、1つの会社で生涯を終える方は珍しくなりました。転職を繰り返し、自分の理想を追い求めるスタイルが『一般的』になってきています。そのなかで当然必要になるのが、『面接対策』です。
私は、いままでに3回転職をしてきました。(2020年3月現在)
業種も変えてきたため、転職のたびに1からスタートするという感じでした。
もともと人と話すことが得意ではない私にとって、面接というのは『超絶緊張して口から内臓が飛び出すほどの場面』です。初対面の方と、自分のキャリアや希望についてバチバチ聞かれる。想像しただけで冷や汗が出てしまいます。
そんな私なので、いわゆる『対策本』が必要でした。
その中で出会ったのが、この本だったのです。
結果的に、これは『めちゃくちゃ成功した買い物』でした。
この本が、面接対策にベストだと思う理由を3つご説明します。
1つめに、『悪い例』をきっちり書いているということ。
予想される質問に対して、ベストな回答だけを書いている対策本は信用できないのでオススメできません。しかしこの本は、
『こんな回答では採用されない!』とバッサリ斬ってくれます。
なので、台本のように回答を丸暗記するのではなく、論理的な回答を作り上げることが可能になるのです。
2つめに、答えづらい質問に関してもしっかりカバーしてあるという点。
たとえば、こんな質問。
・せっかく入った会社をなぜ辞めるのですか?
・すぐ辞めてしまうような会社に入ったのですか?
・なぜ正社員になりたいのですか?
・いったん辞めたのに、なぜ〇〇の業種に戻りたいのですか?
・お子さんができたら、どうしたいですか?
・今回で〇回目と、ずいぶん転職を繰り返しておられますが、どんなご事情があったのでしょうか?
・なぜリストラの対象になったのですか?
・前職に何かご不満があったのですか?
なかなかスグに答えられるという方は少ないと思います。
お恥ずかしい話、私は数か月で退職してしまった経験があり、その経歴がネックになっていました。
この本には、面接官と応募者との会話形式で質問対策が書かれているので、実際の面接を意識しやすいです。とても助かりました。
3つめに、業種別の面接対策にも触れてあるという点。
営業職や、サービス職、企画職、事務職など、職種別に『コレが求められる!』というポイントが書かれています。
単に『面接』という概要的な話ではなく、こういった細かいところにも触れてあるので、自分が行きたい会社へのイメージを膨らませやすくなります。自分が足りない点や活かせる点に気づくことができるかもしれません。
さいごに、少しだけ語らせてください。
私は、先述したとおり、3回転職をしてきました。
自分ひとりで転職先を探したり、転職エージェントを利用した転職活動をしたこともあります。
転職をしていくなかで最もつらく大変だったことは、転職先が見つからないことではなく、『自分が自分のことを知らない』ということです。
自分の5年後はどうなっていたい?キャリアプランは?長所と短所は?
皆さんはすぐに答えることができますか。私は恥ずかしながら、出来ませんでした。
一番身近に居たはずの『自分』について語ることが出来なかったのです。それは、自分の軸を持たず、その日暮らしで生きてきた紛れもない証明でもありました。
転職は、キャリアアップの可能性はもちろんあります。ですが、私が転職活動を経て得たなかで最も財産になったものは、『自分を見つめなおす機会』だと思います。
当然、転職活動をせずとも、自分を見つめなおすことは出来ます。
転職活動真っただ中の方も、そうでない方も、一度時間を作って自分をじっくり見つめてほしいと思います。
あえて偉そうに言うならば、
長所・短所
今までの仕事で残した実績
これからどうしたいか
5年後の自分はどうなってる?どうなっていたい?
今までの仕事でやりがいを感じた瞬間
の5点を考えてみると、転職活動に活かすことができるでしょう。もちろん、今の仕事を続けることにも。
時間がない方でも、自分の長所・短所を紙に書きだすだけはしてみて欲しいと思います。
ここまでお読みいただき本当にありがとうございました。
皆さまが、そして私も、幸せなキャリアライフを送れることを祈って、この記事を締めたいと思います。